髪が乾燥するとどうなる?
髪が乾燥していると、髪の表面を守っているキューティクルが剥がれてしまいます。
そのため、髪がパサつき、内部の栄養分と水分が失われてしまうのです。
さらに、静電気も起こりやすくなり、枝毛や切れ毛の原因にもなります。
メイクをいくら綺麗にできていても、髪がパサパサだと残念な印象になってしまいますよね。
髪が乾燥する原因とは?
髪が乾燥する原因は、内側と外側からの両方が考えられます。
内側からの乾燥原因
睡眠不足
睡眠不足になると成長ホルモンが減少し、体内で生成されるヒアルロン酸も減ります。
ヒアルロン酸には潤いを保つ働きがあるので、不足すると乾燥してしまいます。
ストレス
睡眠不足に付随するストレスや身近なストレスによって自律神経が乱れることで、血液やリンパ液などの循環が悪くなり、乾燥を引き起こしてしまいます。
栄養不足
髪は肌と同じで、見た目は違えど身体の一部です。
髪も食べ物から得られる栄養素でできており、特にビタミン系が不足してしまうと水分量が少なくなり、乾燥に繋がってしまうのです。
外側からの乾燥原因
紫外線、ドライヤーやヘアアイロンの熱
紫外線やドライヤーなどの熱は、髪のキューティクルを広げる力があります。
キューティクルが開いてしまうとそこから水分が逃げてしまい、髪が乾燥してしまいます。
シャンプー
洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、髪のバリア機能を壊してしまい、乾燥したカサカサの髪になってしまいます。
髪を乾燥から守る方法
1. 規則正しい生活をする
睡眠不足やストレスがなるべくかからない生活を心がけましょう。
ストレスが溜まりそうになったら、適度に心を休めるタイミングを作り、息抜きをすることも大切です。
また、週に2〜3日は、睡眠時間を7時間程度取るだけでも髪質を改善できます。
2. 食事をバランスよく取る
バランスよく食事をすることは髪にも身体にもよいことです。
特に、普段の生活ではビタミンが不足しがちになるため、意識的に緑黄色野菜を摂るようにしましょう。
どうしても野菜が食べられないようであれば、ビタミンのサプリメントでも効果があります。
3. ドライヤーは短時間で済ませる
ドライヤーは間違った方法で使うと髪の毛が乾燥してしまいます。
ドライヤーを使うときは、短時間で乾かすようにしましょう。
必要以上に風をかけると髪の毛が乾燥してしまうので、効率よく乾かすことが大事になります。
正しい乾かし方は、十分にタオルドライした後、髪の内側(頭皮)からドライヤーをあて始めます。
徐々に表面の方に移動していけば、早く乾かすことができますよ。
4. 洗浄力の強すぎないシャンプーを使用する
ドラッグストアなどで手軽に買える市販のシャンプーは洗浄力が強く、必要な水分や潤いも洗い流してしまいます。
中でも、ラウリル硫酸Na成分が含まれているシャンプーは、洗浄力が強い可能性が高いため避けましょう。
そこでおすすめなのが、アミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸系シャンプーは、適度な洗浄力でありながら、低刺激で洗うことができます。
保湿力も高く、多くの美容室でも愛用されています。
シャンプー購入で迷った際は、美容室で販売されているシャンプーは信頼できますので、美容室で買うようにした方がよいかもしれませんね。
5. 十分に泡立てた後、優しくシャンプーする
シャンプーはしっかり泡立ててから優しく洗いましょう。
十分に泡立っていないままシャンプーをすると、濡れている髪同士が摩擦し、髪の表面にダメージを与えてしまいます。
その結果、キューティクルが開いて、乾燥しやすい髪になってしまうのです。
シャンプー時にしっかり泡立てさえすれば、泡で髪をコーティングして、優しく洗うことができます。
6. アウトバストリートメントを使用する
ドライヤーやヘアアイロンをする際、髪はどうしても熱によるダメージを受けてしまいます。
少しでもダメージを和らげるために、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使用するとよいでしょう。
ドライヤーやヘアアイロンを使用しない時でも、アウトバストリートメントをつけることをおすすめします。
アウトバストリートメントは、保湿クリームのような役割を果たしますので、髪から水分が逃げ出すのを防ぐことができます。
7. 外出時はUVカットヘアスプレーを使用する
髪は熱に弱いので、紫外線も髪へ大きなダメージを与えます。
肌に日焼け止めを塗るように、髪を紫外線から守るためのUVカットスプレーがあるので、外出時は使用するのがよいでしょう。
塗る際は、塗りムラを無くすために、髪から15cm以上離して噴きかけましょう。
しかし、歩いたり走ったりすると、少しずつ取れてしまうので、外出先でも2~3時間おきに小まめな塗り直しをするのが理想です。